財務省は1日、2015年1~3月期の法人企業統計調査の結果を発表した。それによると、全産業(金融業・保険業を除く)の設備投資額(ソフトウエアを含む)は前年同期比7.3%増の13兆1,294億円となり、8期連続で増加した。伸び率は2014年10~12月期(2.8%)より拡大した。
業種別に見ると、製造業は同6.4%増の4兆3,756億円と、3期連続の増加。食料品、化学、業務用機械などで減少した一方、輸送用機械、電気機械、情報通信機械などで増加した。
非製造業は同7.8%増の8兆7,538億円と、8期連続の増加。建設業、運輸業、郵便業などで減少したのに対し、卸売業、小売業、サービス業、電気業などで増加した。
なお、全産業のソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済)の前期比は5.8%増となった。
売上高は前年同期比0.5%減の343兆5,978億円と、7期ぶりの減収。業種別では、製造業が同3.9%減の99兆3,723億円、非製造業が同0.9%増の244兆2,256億円となった。
経常利益は同0.4%増の17兆5,321億円と、13期連続の増益。業種別では、製造業が同1.3%減の5兆3,212億円、非製造業が同1.2%増の12兆2,108億円となった。