家庭持ちの先輩は、飲みに行っても必ず22時になると帰ってしまう。俺は何時でも怒られない花の独身、本当に良かった~。今回はマイナビニュース会員のうち独身男女300名に、既婚の人と比べて「得している」と思うことはあるか答えてもらった。
Q.既婚の人と比べて「得している」と思うことはありますか?
はい (男性)68.0%/(女性)72.0%
いいえ (男性)32.0%/(女性)28.0%
Q.それはどうしてですか?
独身=得
■金銭的に自由
・「お金が自由に使えること」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「給料を全て自分のために使えること」(28歳女性/金融・証券/営業職)
・「お金を自由に使える所、お金をすべて自分で管理できること」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「お小遣いが自由になるため、欲しい物がすぐに買える」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「お金が貯まるから」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)
■時間がある
・「時間がある」(30歳男性/建設・土木/営業職)
・「時間の自由度が大きい」(27歳女性/生保・損保/営業職)
・「時間的制約がないこと」(23歳男性/不動産/営業職)
・「自由な時間を満喫できるから」(34歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■行動も自由
・「気兼ねなく遊びに行ける」(26歳男性/電力・ガス・石油/営業職)
・「一人の時間が持てる」(23歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「自由に旅行へ行ったりできるから」(28歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「自由なこと、飲み会も遅くまでいられる」(25歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「会社の後でデパートへ行ったり、外食したり、習い事をしたり、すごく自由に過ごせること」(33歳女性/金融・証券/専門職)
■自由恋愛も
・「自由な恋愛ができるから」(32歳女性/その他/その他)
・「いろんな男性とデートできる」(25歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「『あの人かっこいい!』とか気軽にはしゃげる」(25歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)
・「浮気し放題」(27歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「独身だとそれなりにちやほやされる」(27歳女性/電機/営業職)
■とにかく自由だ!
・「めんどくさいことがない」(23歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「楽」(23歳男性/情報・IT/営業職)
・「縛られることがないので」(22歳男性/食品・飲料/技術職)
・「親戚づきあいが少ない」(28歳女性/その他/その他)
・「夫の世話をしなくていいから」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)
独身=得ではない
■周囲の目が違う
・「いい年をして未婚だと社会的信用が薄い」(45歳男性/その他/クリエイティブ職)
・「なんで結婚しないの? と聞かれる事が多いから」(37歳女性/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)
・「まだ結婚しないのと下にみられる」(32歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「独身者は孤独だし、既婚者に比べて信用されにくいから」(31歳男性/電機/事務系専門職)
・「半人前の気がするから」(49歳男性/情報・IT/技術職)
■公的制度的には不利
・「すべて一人分で、公的な施策も対象にならない」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)
・「税金の控除などもないため」(26歳男性/その他/専門職)
・「何かと独身は冷遇されるから」(35歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「配偶者控除など制度的に妻の地位があるほうが有利だから」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「割高感がある」(44歳女性/電機/事務系専門職)
■精神的に……
・「寂しいから」(25歳男性/建設・土木/技術職)
・「やはり夜は寂しいですね」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「帰ってきた時に癒しが欲しい」(24歳男性/その他/その他)
・「周りは結婚生活幸せそうだから」(24歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「やっぱり、未婚は将来不安があるので」(31歳女性/学校・教育関連/技術職)
■一人でがんばらないと
・「なんでも一人でやらなければならない」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「休みの日には、家事をするため」(49歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「結婚していれば生活は二人で作れるけど今は一人で踏ん張っている感じがするから」(34歳女性/その他/その他)
■総評
既婚者と比べると独身は「得している」と感じている人は、男性が68%、女性が72%と高い割合を示した。独身男女は、おおむね自分の現状に満足している、と言えるだろう。
男女とも圧倒的に多かったのは「自由」という声だった。お金も自由に使える、時間も行動も恋愛も自由と、なんでも自分の思い通りになる状況が手放せないといった様子だ。女性からは特に、独身だと「旅行」や「飲み会」に気兼ねなく行ける、という意見が寄せられた。夫や家庭の都合で、旅行や飲み会になかなか参加できない既婚女性の様子を、普段からよく見ているのだろう。
男性からは、既婚者は「休みの日に出掛けるのに毎度毎度、妻の許可が……といっている」という意見、女性からは「子どもに左右されずに自分の時間は好きなように使える、毎日料理しなくてもいい」なんて意見もあった。独身から見ると、既婚者は「家族のために時間や行動を制約され、自分の思う通りに生活できない不自由な人たち」と映っているようだ。
対して、独身が得とは思わない、という約3割の人たちの意見では、「独身だと社会的な信用が薄い」「税金の控除などで不利」など、公的な場で既婚者が優遇されるとするものが目立った。また、精神的な面で「寂しい」「結婚は幸せそうに見える」という声や、「独身は何でも一人でがんばらないといけないので大変」と負担を感じている人もいた。
回答のとおり、独身の人たちが圧倒的に「自由」であることは間違いないだろう。自由を謳歌したいうちは独身をキープ、それに飽きたり不安を感じたりするようになった頃が結婚に踏み出すタイミング、ということかもしれない。
調査時期: 2015年4月6日~2015年4月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性150名 女性150名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません