ネオマーケティングはこのほど、「浴衣」に関する調査の結果を発表した。調査は4月30日~5月2日、自社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」に登録する15歳~35歳の女性500名を対象に行われた。
15~35歳女性8割が「浴衣を持っている」と回答
現在持っている浴衣の枚数を聞いたところ、最も多かった回答は「1着(40.8%)」で、次いで「2着(25.6%)」だった。「持っていない」と回答した人は22.4%となり、15歳~35歳女性の8割近くが浴衣を所有していることがわかった。
ひと夏に浴衣を着る回数は1~3回
続いて、昨年、浴衣を着て出かけた回数を尋ねた結果、「1回(16.8%)」や「2~3回(10.6%)」という人が多かった。また、今年浴衣を着て出かけたいと思う回数も、同じく「1回(32.6%)」や「2~3回(23.2%)」が上位という結果に。昨年浴衣を着て出かけた回数と比べて、それぞれ割合が多いことから、今年はもっと浴衣を着て出かけたい気持ちがあることが読み取れる結果となった。
ひと夏の間に何度も浴衣を着ないという人は、「着付けが大変であること」や「特に着て出かける機会がないと感じること」などが理由として多く挙がった。
「浴衣が合う場所やイベント」が、浴衣を着るきっかけに…
次に、浴衣を着るきっかけになると感じることを教えてもらったところ、「浴衣を着て出かけたい場所・イベントがあること(53.4%)」が最多回答となった。夏祭りや花火大会など、浴衣がふさわしい場所やイベントがあれば着たいと感じる女性が多いよう。次いで「浴衣を着ようと誘われること(37.2%)」が2位となり、一人だけ浴衣を着るのではなく、出かける相手といっしょに浴衣を着て楽しみたいと思う傾向がうかがえた。
年代により異なる浴衣の好みとは?
最後に、着たいと思う浴衣のイメージを尋ねたところ、「濃く、はっきりとした色目のもの」(16歳)、「可愛い花柄」(19歳)など、10代は明るく可愛い浴衣が人気だった。20代は古典柄やシック、ポップなど好みがさまざまで「古臭くない古典柄で、大人っぽくて上品だけどオシャレなもの」(22歳)、「紫色の大人っぽい、蝶の絵が入っているものがいいです」(25歳)といった声が寄せられた。30代は、「古典柄で色を現代風にアレンジしたもの」(31歳)、「古風な動物モチーフ。うさぎやトンボ、金魚など。花柄ばかりで飽きてしまったから」(34歳)、「からし色の浴衣。10年前に似合う年上の女性を見たことがあって素敵だと思ったので」(35歳)など、日本の伝統的な色柄や、大人の色気が増すにつれ似合う渋い色やデザインを着こなしたいと思う傾向がうかがえた。ちなみに、年代を共通して人気の色は「黒」だった。