米NVIDIAは1日、デスクトップ向け新GPU「GeForce GTX 980 Ti」を発表した。最上位モデル「GeForce GTX TITAN X」と「GeForce GTX 980」の間に位置付けられるモデルで、価格は649ドル。
"Maxwell"(開発コード名)アーキテクチャをベースとした新GPUコア「GM200」を搭載。製造プロセスは28nm。32基のCUDAコアからなるSM(Streaming Multiprocessor)が、GeForce GTX TITAN Xの24基から22基に削減したほか、グラフィックスメモリを12GBから6GBとしている。
主な仕様は、CUDAコアが2,816基、ベースクロックが1,000MHz、ブーストクロックが1,075MHz、メモリが384bit接続のGDDR5 6GB、メモリクロックが7,010MHz、TDPは250W、補助電源は8ピン×1、6ピン×1、PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDL-DVI×1、HDMI×1、DisplayPort×3。
既存モデルとのスペック比較は以下の通り。なお、マイナビニュースでは大原雄介氏によるレビューも合わせて掲載しているので、ご参照いただきたい。
【レビュー】NVIDIA GeForce GTX 980 Tiを試す - 既存モデルとのパフォーマンスの差を検証する |
■表1 既存モデルとのスペック比較 | ||||
モデル | GTX TITAN X | GTX 980 Ti | GTX 980 | GTX 780 Ti |
---|---|---|---|---|
ベースコア | GM200 | GM204 | GK110 | |
製造プロセス | 28nm | |||
GPC数 | 6基 | 4基 | 5基 | |
SM数 | 24基 | 22基 | 16基 | 15基 |
CUDAコア数 | 3072基 | 2816基 | 2048基 | 2880基 |
ROP数 | 96基 | 64基 | 48基 | |
テクスチャユニット数 | 192基 | 176基 | 128基 | 240基 |
GPUベースクロック | 1000MHz | 1126MHz | 875MHz | |
GPUブーストクロック | 1075MHz | 1216MHz | 928MHz | |
メモリクロック | 3505MHz | 3500MHz | ||
メモリタイプ | 12GB GDDR5(384bit接続) | 6GB GDDR5(384bit接続) | 4GB GDDR5(256bit接続) | 3GB GDDR5(384bit接続) |
TDP | 250W | 165W | 250W |