多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「表示されていないアプリがいつのまにかWi-Fiで通信しています!?」という質問に答えます。

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Androidアプリの中には、前面に表示されていない状態で動作しているとき(バックグラウンド動作)にも通信を行うものがあります。他のアプリを利用して いる間でも、最新の情報をアプリに反映できる反面、ユーザが気付かないまま通信量が増えてしまうことがあります。

一般的にバックグラウンドで行われる通信量は少なめで、通信制限を受けるほどのデータ量になる心配はありませんが、少しでもモバイルデータ通信を節約しようと、Wi-Fiに切り替えても、バッテリー消費量が増えることは確かです。

そんなときには、アプリがWi-Fi経由で行う通信を制限します。Android 4.4の場合、「設定」の「データ使用」画面を開き、「モバイルアクセスポイント」を表示します。Xperiaの場合、画面右上にあるメニューボタン(3点ボタン)をタップして「モバイルアクセスポイント」メニューを選択すれば表示できます。

このモバイルアクセスポイント画面では、これまでに接続したことがあるWi-Fiアクセスポイントが一覧表示されます。初期値では、すべてのチェックボックスがチェックされていない(通信を制限されない)状態ですが、ここでチェックしたWi-Fiアクセスポイントは以降バックグラウンドで動作中のアプリには使われなくなります。

バックグラウンドで動作するアプリのWi-Fi通信を「モバイルアクセスポイント」画面で禁止することは、バッテリーのもちを改善することに大いに貢献します。SNSなど即応性が重要なアプリの便利さは低下しますが、手動更新で対応する、なによりバッテリーのもちが大切、という場合はこの設定を試す価値はあります。

バックグラウンドで動作するアプリがWi-Fi経由で行う通信を制限すれば、バッテリーのもちを改善できます