デルタ航空は現地時間の5月28日、フランス・トゥールーズのエアバス本社にて新型の国際線用ワイドボディ機材(通路2列)A330-300型機を受領した。

フランス・トゥールーズにて引渡しの模様

この航空機は2008年のノースウエスト航空と合併以降、初めて新規購入したエアバス機で、2017年までに納品が予定されているA330-300型機10機のうちの最初の1機となる。エンジンはGE製CF6-80E1を搭載しており、主に太平洋路線と大西洋路線の長距離国際線に使用される。

デルタ航空は現在、A330型シリーズを32機運航している。同型機は今日運航されている中距離用ワイドボディ機の中で、最もコスト効率の優れた航空機とされている。新たに受領したA330型機は、同機が後継機となるB767-300型機やB747-400型機よりも、1座席あたりの燃費効率が15~25%向上する。

座席数は計293席で、国際線最上位クラスとなるビジネスクラス「デルタ・ワン」に、全座席通路側のフルフラットベッドシートが34席、足もとの広い「デルタ・コンフォートプラス」が32席、エコノミークラス「メインキャビン」が227席となる。

機内Wi-Fiシステムを搭載し、各座席に設置された高解像度モニターでは、1,000種類以上の映画・テレビ番組・音楽などのコンテンツを擁する最新のオンデマンド型機内エンターテインメントシステム「デルタ・スタジオ」が楽しめる。頭上には広い手荷物収納棚を設け、LEDライトの採用によりモダンな機内空間を演出する。