メルセデス・ベンツ日本はこのほど、「AMG C 63」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで注文受付を開始した。476PSを発揮する新開発の4.0リットルV8直噴ターボエンジンを搭載。特別仕様車「Edition 1」も同時に発売する。
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メルセデス・ベンツ「AMG C 63」 |
「Cクラス」のAMGモデルは、初代「AMG 190E」に始まり、歴代モデルに設定されてラインアップの頂点となる高性能モデルとして人気を博してきた。今回登場したのは、昨年7月にフルモデルチェンジした現行「Cクラス」をベースとした高性能モデルとなる。
エンジンは新開発の4.0リットルV8直噴ターボで、メルセデスAMG社が完全自社開発したスポーツカー「メルセデスAMG GT」と基本設計を共通とするエンジンとなっている。鍛造ピストンやV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置したターボチャージャーなどにより、最高出力は476PSに達する。
トランスミッションはAMGスピードシフトMCTを搭載。トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを採用し、素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現した。同時に損失を低減し、燃費効率の大幅改善に貢献している。また、ボタンひとつで4つの走行モードを切り替えて走行することも可能だ。「C 63」には機械式リミテッド・スリップ・デフを、「C 63 S」には電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフを装備する。
足回りはフロントが4リンク式、リアがマルチリンク式の「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」となっている。四輪それぞれの減衰特性をボタンひとつで調整できる電子制御ダンピングシステムも採用した。ブレーキは「C 63」に前後とも大径360mmのドリルドベンチレーテッドディスクを装備。「C 63 S」はさらに強力なフロント390mmのディスクを装備する。
同時に登場した特別仕様車「C 63 S Edition 1」は、内外装に特別な装備を数多く採用した。エクステリアはマットブラックの19インチアルミホイール、ハイグロスブラック仕上げの専用フロント / リアバンパー、サイドスカート、ドアミラー、トランクリッドスポイラーリップなどに採用。インテリアには専用のバケットタイプシートやカーボン素材のインテリアトリムなどを採用する。
価格は、「C 63」が1,195万円、「C 63 S」が1,325万円、「C 63 ステーションワゴン」が1,275万円、「C 63 S ステーションワゴン」が1,405万円となっている。特別仕様車は「C 63 S Edition 1」が1,420万円で350台の限定販売、「C 63 S Edition 1 ステーションワゴン」が1,465万円で50台の限定販売(価格はすべて税込)。
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