外資系企業が集まる六本木。バーやクラブなども多く、どちらかというと"夜の街"というイメージがある。だが、27日の六本木は、早朝から熱く盛り上がっていた!
企業内初の早朝フェス!
平日の朝6時半というかなり早い時間にスタートしたのは、ヤフーが主催する企業内初の「早朝フェス」。早朝フェスとは、憂鬱な平日の朝に音楽やアクティビティを行い、テンションを上げて出勤するというイベントだ。オリジナルの「Morning Gloryville」は2013年5月にイギリスで始まり、日本では2014年7月に第1回「Morning Gloryville Tokyo」が開催された。過去には資生堂「エージープラス」とのコラボレーションなども行われている。
今回の早朝フェスは、ヤフーの社員食堂「BASE6」でヨガやDJパフォーマンス、エクササイズなどを楽しむというもの。参加者はヤフー社員を含め約200名、中には「この後9時半から仕事」というスーツ姿のビジネスマンもいた。ヤフー広報の八木田さんによると、この企画は「六本木で働く人とのコミュニケーションの機会がほしい」という社員の案によりスタートしたという。また、同社は出勤時間が10時と遅めのため、たまには早起きして朝の時間を有意義に楽しんでもらうことも目的の1つだ。
ヨガ、DJパフォーマンスなどを楽しむ
今回のテーマは「平日の朝をカラフルに」。詳しい場所は非公開という社員のためだけにある超隠れスポット「BASE6」のステージには、DJやフィットネスインストラクターなどの個性豊かなアーティストが集結した。
プログラムはオリジナルの早朝フェステーマソング「朝っぱら Jump Around」(MACHEE DEF)からスタート! 「Let's Dance, Good Morning!」のサビに合わせて、一斉に手を突き上げ、ジャンプする参加者たち。朝7時前とは思えない熱いテンションは、夏の音楽フェスを思い起こさせる。
続いて行われたのは、ノリの良い音楽を聞きながらヨガをする「Morning Yoga Party」。ひと通り体を動かしたあとは、近くの人とペアになってのストレッチに挑戦する。ところどころで激しい動きがあり、終盤になるとじんわりと汗がにじむ。終了後には身も心も解きほぐれ、初対面だったはずがすっかり仲良くなったというグループもいた。
みんなで体を動かしたあとは、思い思いに時間を過ごすことができる。4名のDJがセレクトした音楽が流れ続ける会場では、ヨガ・エクササイズ、マッサージなど複数のプログラムを同時に実施。参加者は興味のあるプログラムに顔を出し、自由に楽しんでいた。
朝食の無料サービスもあり!
体を動かし程よくお腹が空いたら、「BASE6」提供のパンやバナナ、ヨーグルトで朝ごはん。会場では本格的な珈琲やノンアルコールビールも販売されていた。ヨガやエクササイズで一汗かいた後の冷たいビールは、絶対美味しいに決まっている!
昨今の朝活ブームなどを受け、過去に紹介した「エクストリーム出社」のような"出勤前の時間を有意義に使う"ためのイベントが数多く開催されるようになった。
記事を読んだ人の中には「平日の早朝出社前からなんて、疲れるに決まっている!」と思う人もいるかもしれない。だが実は朝から体や頭を動かすことで頭が軽くなり、意外なほど気持ちよく仕事に取り掛かれるのだ。出社前に参加できるイベントには様々なタイプのものがあるので、まずは自分にあったものを探して挑戦してみるのもいいかもしれない。