JR西日本は28日、特別な「トワイライトエクスプレス」の夏季(7~9月)の運転日・運転コース・主催旅行会社などについて発表した。5月から運転されている山陽コースに加え、7月25日大阪発から伯備線・山陰本線を通る山陰コースも新たに設定される。
同列車は今年3月まで大阪~札幌間で運転された寝台特急「トワイライトエクスプレス」の車両編成を組み替え、客室(1~4号車)はすべて「スイート」「ロイヤル」に。サロンカー(5号車)・食堂車(6号車)も連結した24系客車8両編成(うち1両は電源車)で、5月16日大阪発から運転開始され、5~6月は山陽コース(大阪~下関間。琵琶湖を周回し、山陽本線を走行)が設定されている。
7月は「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」(大分DC)開催に合わせ、5日大阪発の列車が九州へ乗り入れ、大分駅まで運転。7日に大分発大阪行の列車が設定される。7月11・18日大阪発、7月13・20日下関発の列車は阪急交通社が主催し、山陽コースで運転。7月25日大阪発から9月21日下関発まで山陰コースでの運転となる。
山陰コースの下りは大阪駅を10時5分に発車し、翌日14時50分に下関駅に到着。上りは下関駅を10時37分に発車し、大阪駅には翌日15時49分に到着する。下り・上りともに倉敷~下関間は伯備線・山陰本線経由で運転。東萩駅に3~4時間停車し、松陰神社や松下村塾への立寄り観光も計画しているとのこと。主催旅行会社は7月25日大阪発から8月24日下関発までJTB、8月29日大阪発・8月31日下関発が日本旅行、9月5日大阪発・9月7日下関発が読売旅行、9月19日大阪発・9月21日下関発がクラブツーリズムとされている。
今夏の運転でも、沿線地域の食材を活用したメニューを用意し、人気のブーランジェ・パティシエが協力したパンやデザートも提供される。「一層、魅力が増した特別なトワイライトエクスプレスの旅をお楽しみください」とJR西日本は発表している。