コーセーはこのほど、外気温が毛穴や皮脂・水分量などの皮膚状態に及ぼす影響について調査し、その結果を明らかにした。
同調査は3月26日に、20代、30代の女性2名を対象に実施した。夏と冬の気温差による肌状況の相違を計測するために、8℃、20℃、35℃(±2℃)状態に調温した環境調整室内で、素肌の水分量、皮脂量、大きく開いた毛穴の数を測定機器で解析した。
一定以上の大きさに開いた毛穴の数を測定したところ、気温が上がるにつれ増加する傾向が見られた。8℃~35℃では、約1.5倍も増加している。高解像度のCCDカメラで撮影した毛穴の画像を見ても、35℃の状況下では毛穴が大きく開いてしまっている状態がわかる。
続いて、皮脂量の増加についても調査した。8℃から20℃にかけての皮脂量に大きな差がないが、外気温が35℃の皮脂量は、8℃の2倍以上となった。高気温の環境下では、活発な皮脂分泌が行われており、皮脂テカリによる化粧崩れの一因になっていると考えられる。