農林水産省は27日、観光庁と連携し、訪日外国人旅行者の農林漁業体験民宿への滞在を促進するため、統一的なシンボルマーク「Japan.Farm Stay」を制定したと発表した。これにより、外国人旅行者の受け入れに意欲的な農林漁業体験民宿のブランド化を推進する。
同マークは、外国人旅行者の農山漁村での滞在が有意義なものとなるよう、これら地域における宿泊や農作業体験などの場として重要な役割を担う農林漁業体験民宿の提供を通じて、外国人旅行者の農山漁村への訪問・滞在を促進することを目的としている。
シンボルマークは2種類で、訪日観光プロモーションの統一シンボル「Japan.Endless Discovery」のデザインを活用。ポスターやのぼり、チラシ、パンフレット、名刺、Webサイトなどに利用できる。
利用の際は、シンボルマーク利用許諾申請書を農林水産省農村振興局都市農村交流課に提出する必要があり、利用許諾申請は、農林漁業体験民宿業の登録者、または利用許諾日から1年以内に農林漁業体験民宿業へ登録予定がある場合に行える。
今後は、観光庁、グリーン・ツーリズムを推進する組織団体、旅行事業者などの協力を得て、Webや冊子を活用しながらPRを進めていくとしている。