既婚者72.7%が「恋愛と結婚は別物」と回答 - 何が違う?

オウチーノ総研はこのほど、20～69歳の既婚男女863名を対象に、「恋愛と結婚」に関するアンケート調査を実施し結果を発表した。調査期間は5月21日～26日。

結婚前にお付き合いした人数、平均3.2名

はじめに、「奥様・旦那様と結婚する前、何名の方とお付き合いしましたか?」と質問したところ、およそ4人に1人が「0名(26.5%)」と回答。年代別でみると、50代が31.0%、60代で40.7%にのぼり、年代があがるにつれて「0名」という割合が高くなっていることがわかった。以下「2名(18.8%)」「3名(15.5%)」「1名(13.8%)」と続き、平均人数は3.2名だった。

男女66.1%が「結婚前に付き合っていた人と違うタイプ」と結婚

次に、結婚する前にお付き合いした方がいたという人を対象に、「今の奥様・旦那様は、結婚前にお付き合いしてきた方と同じタイプですか?違うタイプですか?」と聞いた結果、「同じタイプ(12.1%)」「どちらかというと同じタイプ(21.8%)」と回答した人は、33.9%だった。

一方、「どちらかというと違うタイプ(33.3%)」「全く違うタイプ(32.8%)」という人を合わせると、66.1%が「違うタイプ」と結婚したことが判明。男女別に見ると、男性が60.1%に対し女性が72.4%と、女性の方が今までお付き合いしてきた人とは違うタイプの人と結婚する傾向が強いことがわかった。その理由については、「旦那は引っ張っていくタイプだが、結婚前に付き合っていた人はそうではないから」(44歳/女性)、「ふんわりした人ばかりだったが、妻はしっかり者で切り替えが早く臨機応変型のタイプだと思うから」(49歳/男性)など、「性格が違うから」という理由が最多だった。

また、「これまでお付き合いした方と、今の奥様・旦那様は何が違いましたか?なぜこれまでにお付き合いした方ではなく、今の奥様・旦那様と結婚したのですか?」という質問に対して、「ありのままの自分でいられるから」という回答が多かった。具体的には、「一緒に生活していくことが極自然だったから」(48歳/男性)や、「無理せず、ありのままの自分でいられたから」(41歳/女性)、「付き合った人は自分が合わせることが多く、我慢ばかりだったが、旦那には我慢も合わせることもせず自然でいられ、自分らしさが最大限に生かされているから」(26歳/女性)とのことだった。そのほか、「タイミングが合ったから」や「価値観が合うから」という声も多く挙げられた。

恋愛と結婚は別物だと思う人、72.7%

最後に、「恋愛と結婚は別物だと思いますか?」と聞いた結果、72.7%が「そう思う」「まあまあそう思う」と回答した。結婚前にお付き合いをした人数別でこの割合を見ると、「0名」が64.7%、「1名～5名」が73.0%、「6名～10名」が88.9%、「11名以上」が95.3%と、結婚前にお付き合いをした人数が増えるほど、現実的に「恋愛と結婚は別物」という結論に行き着いていることが浮き彫りとなった。

「恋愛と結婚は別物」と思う理由を聞くと、「好きだけでは実生活を継続させることができないから」(43歳/女性)や「感情を優先できるのが『恋愛』で、生活を優先するのが『結婚』だと思うから」(50歳/女性)など、「結婚には生活が関わっているから」という意見が最も多かった。そのほか、「家族を巻き込んだことだから」や、経済的なことなど「現実的な問題が絡むから」という理由も多く挙がった。

ちなみに、「恋愛と結婚は別物」と思わない人の意見としては、「恋愛の延長に結婚があるから」(33歳/女性)という声が最も多く、「違いを意識していないから」(32歳/男性)や、「恋愛すれば結婚を意識するから」(52歳/女性)といった理由が寄せられた。