リクルートキャリアは26日、「就職プロセス調査」の結果を発表した。期間は5月1日~11日。対象は同社就職活動モニターの大学生・大学院生。
就職活動率、昨年の7割から9割へ上昇
1日時点で、就職活動実施状況・就職内定(内々定)の状況を聞いたところ、大学生の就職活動実施率は93.9%で前年同月の72.3%と比べて21.6ポイント高かった。
また、就職志望者のうち、大学生の就職内定率は20.7%で、前年同月の47.7%と比べて27.0ポイント低かった。
就職志望者のうち就職未内定者に今後の内々定・内定取得の見通し(1日時点)を聞くと、「まだ見通しは立っていない」が53.4%で半数以上に。一方、「内々定・内定をある程度取得できる見通し」は27.4%、「確実に取得できる見通し」は4.3%だった。
また、内々定・内定を確実に取得できる見通しの者を就職内定取得者に加えて「みなし就職内定者」とし、みなし就職内定率を算出したところ、24.1%だった。
就活への気持ちの高まりは平均「6.28」、4月から下降
1日時点での就職活動者に対して、気持ちの高まり度を0から10の11段階で聞いたところ、最多は「7」で17.8%。次いで「8」が17.4%、「6」が16.1%となった。平均値は「6.28」で前月より0.25ポイント低下した。
「7」以上を選んだ理由には、「OB訪問や説明会参加し意識が高まった。選考も徐々に始まって完全に就活モード」などの声があった。一方、「3」以下を選んだ理由には「ESがちゃんと良いものになっているのか不明。誰に添削してもらってもいいのかも、誰を信じることが正解かも分からない」 などの声があった。
また自分の周囲にいる学生の「就職活動」に対する気持ちの高まり度も聞いたところ、「7」が19.9%で最多に。続いて「8」が19.3%、「5」が18.8%という結果となった。平均値は「6.49」で、前月より0.12ポイント低くなった。
「7」以上を選んだ理由には、「Twitterに、就活関連のつぶやきが増えてきたと感じる」、「3」以下を選んだ理由には「選考が進んでなくて戸惑う人が結構いた」などの声が寄せられた。