JR西日本は26日、「おんせん県おおいたデスティネーションキャンペーン」(大分DC)開催に合わせ、山陽・九州新幹線N700系や特別な「トワイライトエクスプレス」を使用した団体臨時列車を運転すると発表した。ともに日本旅行の主催で、7月上旬に運転される。

特別な「トワイライトエクスプレス」は5月16日から運行開始された

山陽・九州新幹線N700系の団体臨時列車は7月4日、新大阪駅8時8分発・小倉駅11時22分着・博多駅11時41分着で運転。小倉駅から783系(ハイパーサルーン)、または博多駅から特急「ゆふ3号」で大分方面へ向かう。「団体臨時列車さくら号で行く別府・由布院」として、日本旅行グループ店舗にて申込みを受け付けている。

特別な「トワイライトエクスプレス」は、客室を「スイート」「ロイヤル」のみ(定員40名)とした車両編成で、5月16日から運行開始された。5～6月は山陽コース(大阪～下関間。琵琶湖を周回し、山陽本線を走行)のみの設定だったが、7月5日の列車は大阪駅を10時5分に発車した後、九州に上陸し、翌日15時26分に大分駅に着く。7月7日の列車は大分駅を9時23分に発車し、大阪駅に翌日14時5分に到着する。

7月5日大阪発の往路、7月7日大分発の復路ともに募集人員は40名ずつ。日本旅行の発表によれば、同列車を利用するツアーは「貸切トワイライトエクスプレスで行く大分・由布院の旅」として、5月28日14時に発売されるとのこと。往路利用の場合は大分駅到着後に由布院温泉へ移動して1泊、復路利用の場合は由布院温泉で1泊した後、大分駅から特別な「トワイライトエクスプレス」に乗車する日程となっている。

同ツアーの旅行代金は往路利用が25万～33万8,000円、復路利用が24万～32万8,000円。JR西日本おとなび・ジパング倶楽部会員に登録した上で、日本旅行・日旅サービス・日本旅行オーエムシートラベルにて申し込む必要がある。

大分DCは7～9月の3カ月間開催。新たに開発・ブラッシュアップした観光資源に加え、県内各地でさまざまな特別企画やイベントも実施するという。新たな観光資源として、JR大分駅直結の大型商業施設「JRおおいたシティ」が今春開業したほか、8月8日から久大本線日田～大分間で新たなD&S列車「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」も運行開始される。