慶事で使われるご祝儀袋の表書きは、大きく分けて「寿」と「御祝」の2つがあります。どちらを使えばよいのか迷う人もいるのではないでしょうか。ここでは、それぞれの意味を理解しておきましょう。
結婚祝いでは「寿」が一般的
地方によって使い分けが異なる場合がありますが、「寿」はお祝いのなかでも、特におめでたいことの際に使う表書きです。そのため、一般に結婚祝いの際には「寿」を使用します。
そのほかの祝いごとは「御祝」でOK
出産、入学、新築、成人など、結婚以外の祝いごとについては、基本的に表書きが「御祝」になっているご祝儀袋を使用しましょう。「御祝」は、うれしいこと全般に対して使うことができますが、ご祝儀袋の表書きには以下のような種類がありますので、ご祝儀袋を選ぶ際の参考にしてください。
ご祝儀袋の表書きの種類
・出産
御出産祝、御誕生祝福など
・初節句
祝御初節句、御祝など
・七五三
七五三御祝、御祝など
・入園、入学
御入学御祝、合格御祝など
・卒業
御卒業御祝、祝御卒業など
・成人
御成人御祝、祝御成人など
・長寿
御長寿祝、寿など
・新築
御新築御祝、祝御新築など
・引っ越し
御餞別など
金額によってデザインを選ぶ
一般的に、包む金額が高額な場合には、それにあわせて豪華なご祝儀袋を選ぶようにしましょう。例えば結婚祝いで5万円以上の金額を包む場合などは、それなりに豪華なご祝儀袋にしたほうがベターです。逆に、出産祝いや入学祝いで1万円を包む場合などは、シンプルなご祝儀袋にします。
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執筆:野村佳代
株式会社アスラン編集スタジオ 代表取締役。編集・ライター。一般社団法人日本ビジネスメール協会認定講師。Webサイト「ビジネス文章力研究所」を運営している。