オンキヨー&パイオニアマーケティングは5月25日、AVレシーバー「TX-NR646」を発表した。発売は6月上旬で、希望小売価格は90,000円(税別)。
TX-NR646は、最新のサラウンドフォーマット「Dolby Atmos」と「DTS:X」に対応した7.1chのAVレシーバー。DTS:Xとは、音の移動情報や位置情報を重ねることで、平面だけでなく垂直方向の音の移動感も加わり、より立体的なサウンドを実現した技術のことだ。ただし、TX-NR646のDTS:Xへの対応は後日ファームウェアのアップデートにて行う。ファームウェアの提供は年内を予定している。
ハイレゾ音源の再生にも対応。ネットワーク経由は最大5.6MHzまでのDSD、192kHz/24bitまでのWAV / FLACファイル、USB接続したデバイスは2.8MHzまでのDSD、96kHz/24bitまでのWAV / FLACファイルの再生が可能だ。
ネットワークは、IEEE802.11b/g/nの無線LANに標準対応。インターネットラジオ「radiko.jp」「TuneIn」などを利用できる。Bluetooth 2.1+EDRにも対応し、ペアリングしたスマートフォンなどからワイヤレス再生も可能だ。HDMI端子は8入力/2出力を装備。4K放送で採用されているコンテンツ保護技術HDCP 2.2のほか、3D映像やARCにも対応している。
アンプは各チャンネルとも定格出力100W。全高調波歪率は0.08%(20Hz~20kHz、ハーフパワー)、周波数特性は10Hz~100kHz(+1dB、-3dB、Direct mode)だ。適応スピーカーインピーダンスは4Ω~16Ω、または6Ω~16Ωとなっている。本体サイズはW435×D329×H173.5mm、質量は9.4kg。消費電力は470Wだ。