10年ぶりの全国ツアー『WOWOW presents サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」』を開催中のロックバンド・サザンオールスターズが、23日・24日に東京ドームで公演を行い、それぞれ5万人のファンを熱狂させた。

東京ドーム公演で熱唱するサザンオールスターズの桑田佳祐

ツアー名にちなみ、葡萄の木の映像とともに、サザンのメンバーがステージに現れると、観客からは割れんばかりの声援。23日の公演では、最新アルバム『葡萄』の収録曲を中心に、3時間半にわって36曲が披露された。

ヒット曲「東京 VICTORY」では、会場の5万人全員が拳を振り上げるという一体感。「アロエ」では、アロエをあしらった衣装をまとったダンサーとともに、客席全体がダンスフロアとなるような演出が行われた。

また、原由子がメイン・ボーカルを務める「ワイングラスに消えた恋」では、原が普段のキーボードの位置から離れ、ステージ中央に立ってダンサーを従えて歌い上げるというパフォーマンスを繰り広げ、意外な展開にファンを大いに盛り上げた。

サザンの東京ドーム公演は、99年、05年に続き、今回が3度目。同所での公演は26日にも行われる。4月11日にスタートした全国ツアーは、5カ所10公演を終了し、各地で満員の盛況。8月17・18日の東京・日本武道館まで、追加公演も含めて全11カ所・23公演が行われ、合計50万人以上を動員する予定となっている。