ものまねタレントの福田彩乃が24日、茨城・筑波サーキットで、念願のレーサーデビューを果たした。
この日行われたのは、日産自動車「フェアレディZ」のオーナー向けレース『Z Challenge』。福田は、この日に向けてレーシングチームの結成から、プロドライバーによる指導まで、1年をかけて準備し、オートマチック車クラスにエントリーした。
子供の頃からゴーカートに乗るほどの車好きで、サーキットに向かう車中で眠っていた間も「レースでがむしゃらに走行する夢をみた」と語るほど、レースを楽しみにしていた福田。全身真っ赤なオリジナルレーシングスーツを身にまとい、口元にくちびるのイラストが描かれた特注の白いヘルメットをかぶると、プレミアムサンフラワーオレンジ色の車に、さっそうと乗り込んだ。
ストレートコースでのアクセルベタ踏みでは、最高速度200キロ近くとなる早さとなるレースに、まずは「アタックステージ」から挑戦。初めてのレースで「練習とは違い、雰囲気に圧倒されました」というが、その緊張感からか、サーキット初走行でのラップタイムは1分15秒858と、それまでの自己ベストを4秒近く更新した。
次の「ファイナルステージ」では、20台中最後尾からのスタートとなったが、抜きつ抜かれつの展開で、最終的には2台を抜いて18位でゴール。ラップタイムは、自己ベストを更新したばかりの「アタックステージ」よりさらに3秒縮めた。
初レースを終えた福田は「いままでに感じたことのない横Gを体験することができました」と、これまでの練習では味わったことのない緊張感を経験した様子。「次は余裕を持って、リラックスして運転したい。次は秋に開催されるみたいなので、ぜひまたチャレンジしたいです!」と、早くも次のレースに目線を向けた。