チューリッヒ保険(以下チューリッヒ)はこのたび、十八銀行と提携し26日より、同行の預金口座を持っている顧客に対し、ダイレクトメールによる傷害保険の案内を開始すると発表した。

チューリッヒは、銀行やクレジットカード会社など多くの会員顧客を持つ企業と提携し、ダイレクトメールを中心とした通信販売の手法で傷害保険を案内する「フリー・インシュアランス・プログラム」というビジネスモデルを展開しているという。現在、提携している企業は50社以上にのぼるが、近年は静岡銀行、福岡銀行、広島銀行、武蔵野銀行など地方銀行との提携が進んでいるとしている。

このたびの十八銀行との提携では、同行に預金口座を持っている顧客に対し、順次ダイレクトメールにて傷害保険を案内する。対象の顧客は、申込書を返送するだけで、交通事故による死亡補償または入院一時金補償を一定期間無料(十八銀行が保険料を負担)で受けることができる。また、希望の顧客は、月々少額な保険料の負担で死亡・後遺障害、入院・手術などを手厚く補償する追加補償プランにも併せて加入できるとしている。

これにより、十八銀行は窓口におけるコンサルティングに加え、来店の機会が少ない顧客へも保険商品を案内することが可能となり、顧客の利便性とロイヤリティの向上が図られるとともに、より多面的、多角的な金融商品の展開を推進することができるとしている。

チューリッヒは、今後も提携企業との通信販売の手法による傷害保険の拡販を進めるとともに、「ケア」の精神と「イノベーション」の発想に基づき、顧客にとってより価値のある魅力的な商品やサービスの提供に努めていくとしている。