108円のリンゴ3つと65円のみかん5つの合計額は? と訊ねられて即座に答える人はいるだろうが、若干不安になる人も多いはず。それが子どもの宿題だとすれば、念のため電卓で検算しておこうというもの。単純な計算ミスで恥をかくより、電卓を使ったほうが安心・確実だ。
しかし、「108円のリンゴ3つと65円のみかん5つ」の答えを出すには、「108×3」と「65×5」をそれぞれ計算し、結果を加算しなければならない。iOSの「計算機」でこの計算を行う場合、水平方向に持ち替えて関数電卓モードにしたうえで「108×3=」を実行、「m+」キーでその結果をメモリーに保管し、「65×5=」を実行して「m+」キー、最後に「mr」キーでメモリーの合計値を見るという手順になるが、直感的にわかりにくいのが難点だ。
電卓のメモリー機能は扱いにくい、関数電卓モードにするのもイヤだという場合には、別の方法がある。それは「コピー&ペースト」、最初の計算(先ほどの例でいえば「108×3」)の結果をコピーしておき、次の計算(65×5)の結果が出たところにペーストする、というやり方だ。
操作はかんたん。「108×3=」を実行したあとに答え(324)の部分をプレス、現れたメニューの「コピー」をタップする。続けて「65×5=」を実行、そのあとに「+」をタップし、答え(325)の部分をプレスして今度は「ペースト」をタップする。これで、「325+324」が実行され、答えの「649」が表示されるというわけだ。PCに慣れた世代には、メモリ機能よりも直感的に使えることだろう。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |