セブン銀行は、地域や社会に貢献するため、さまざまなCSR活動を展開している。その一環として、読み聞かせを通じて親子のコミュニケーションを促進する絵本「森の戦士 ボノロン」の制作や、配布に協賛している。
「森の戦士 ボノロン」は、偶数月に毎回約100万部制作され、全国のセブン-イレブンやデニーズ、ファミール、ヨークベニマル、セブン銀行の有人店舗などで無料配布されている。物語は、愛、友情、思いやり、生と死など子供たちに伝えたいたくさんの大切なことがテーマになっている。お母さんやお父さんが子供たちに読み聞かせて、その反応を確かめたり、物語から生まれた疑問を親子で話し合ったりすることで、かけがえのない時間を共有できる内容だという。
また、セブン銀行の口座を開設する時に希望すると、ボノロンがデザインされたキャッシュカードを選ぶことができる。このキャッシュカードを1枚発行するごとにセブン銀行が100円を拠出し、「森の戦士 ボノロン」のハードカバー絵本を全国の児童館に寄贈している。
平成26年度には30,822枚のボノロンキャッシュカードが発行された。今年4月21日に絵本の贈呈式が東京都世田谷区にある喜多見児童館で行われ、全国2,881箇所にある児童館へ絵本が寄贈された。贈呈式終了後には、お楽しみ会として、集まった子どもたちに「森の戦士 ボノロン」の大型絵本の読み聞かせも行われた。
お楽しみ会には、ボノロンが登場。はしゃいでいた子どもたちも読み聞かせがはじまると静かに聞き入っていた。参加したセブン銀行の社員も「子ども達に喜んでもらえて、本当に嬉しい。また是非参加したいと思います」とコメントした。
「子どもの読書活動推進フォーラム」に出展
今年も文部科学省主催の「子どもの読書活動推進フォーラム」が、国立オリンピックセンターで開催された。このフォーラムは、子どもの読書活動を推進することを目的に毎年「子ども読書の日」(4月23日)に開催されている。読書活動優秀実践校の表彰、特別講演(2015年は作家の浅田次郎さん)、子ども読書活動に関する企業や学校の取り組み紹介などが行われている。
セブン銀行は、読み聞かせ絵本「森の戦士 ボノロン」の無料配布や、大型絵本を利用した読み聞かせ会の開催などの取り組みをパネルで紹介。大型絵本の読み聞かせ会については、学校・図書館関係者や、読み聞かせボランティア団体の方々の多くが興味を示していた。この日は、ボノロンのバックナンバーを600冊ほど用意して来場者に配布したが、予想以上に好評で足りなくなってしまったという。
セブン銀行は、他にも富士山麓の森の清掃活動や、災害時にも利用ができる移動式ATMの開発など、様々な社会貢献を実施している。また、いつでも、どこでも、だれでも、安心して使えるATMサービスを提供し続けるという事業そのものが、社会に果たすべき最も重要な責任だと考えているという。こうした意識は、社員一人ひとりに十分浸透しているようだ。