鳥取県は5月21日、鳥取砂丘にて"日本一のスナバ"プロジェクト「勝手にスナバキャンペーン」の記者発表会を実施した。会場にはアラビアの伝統衣装を身にまとった平井伸治鳥取県知事がラクダと共に登場し、「わがスナバ県は永久に不滅です!! 」という想いをアピールした。
5月23日から行う「勝手にスナバキャンペーン」は、県の観光や特産物の知名度向上を目的とした県をあげたプロジェクトで、官民をあげて県内各所で"日本一のスナバ"を盛り上げるキャンペーンとなっている。
平井伸治知事は2014年、「鳥取にはスタバはないですけれども、"日本一のスナバ"があります」 とコメントしている。そのスターバックスは初夏に鳥取県へ進出することが決まった今、平井知事は「素晴らしい"スナバ"、それが鳥取県のウリ。スタバが来るが、これからもぜひ"スナバ"を愛していただきたい」というコメントを通じて、鳥取砂丘をはじめとした鳥取県の魅力を発信する意気込みを語った。
キャンペーンの開催に合わせ、"日本一のスナバ"を盛り上げる「臨時スナバー大使」に、鳥取県出身の漫画家・水木しげる氏の作品『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターである砂かけ婆を任命。境港市や水木しげるロードのPRに駆け付けた砂かけ婆に、平井知事から委嘱状が渡された。任命後、平井知事は砂かけ婆とともに、砂かけ婆の必殺技である砂を撒くポーズを披露した。
「勝手にスナバキャンペーン」では、「鳥取砂丘情報館」(鳥取県鳥取市)にてとっとり春旅パスポート「トリパス」を提示した人に、「スナバの幸(さち)10万円分(オレイン55、鳥取すいか、梨、松葉がに等)」や「砂コーヒー、鳥取砂丘をまるかじりセット」などが当たる「スナバくじ」を実施する。「トリパス」は県内の"スナバ"(鳥取砂丘・浦富海岸・北条砂丘・弓ヶ浜)をテーマにした特典付きの観光パスポートで、「スナバくじ」は5月23から6月30日まで行う。
また、「勝手にスナバキャンペーン」のPRの一環として、鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区新橋)では、5月22日~25日に鳥取県発祥のコーヒー店「ラバールコーヒー」のバリスタによる、鳥取県ならではのコーヒーを無料でサービスする。