「タバコを吸う彼氏はイヤだなあ」、「私はタバコを吸う人でも大丈夫」。そんなガールズトークをしたことがある女性は多いはず。恋人を選ぶ条件に「タバコを吸うかどうか」が出てくることもありますが、実際の恋愛事情にはどう影響しているのでしょうか。今回は男女別で恋愛対象の異性の喫煙に関する意識調査を実施。ここでは女性に聞いてみました。

タバコのニオイが嫌っ!

女性は彼氏が喫煙or禁煙者ということを気にするのかどうか、「喫煙する異性を恋愛対象に出来ますか」と質問してみました。結果は「はい」と「いいえ」が半々に分かれ、2人に1人の女性は喫煙の有無が恋人選びに関わってくるようです。

喫煙者を恋愛対象にはできない理由は、「タバコのニオイが嫌」が圧倒的多数。普段からエチケットに気をつけたい女性にとっては、ニオイが特に気になってしまうのかも。さらには、部屋や服、髪の毛にニオイがつくのも嫌だということ。お気に入りの服が臭くなってしまっては、悲しいですよね。

ほかにも、喫煙者を嫌だと思ってしまう理由には、次のような意見がありました。

・「子供がほしいから」(32歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「副流煙を吸いたくないから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁)
・「キスしたくないから」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「たばこアレルギーだから無理」(29歳女性/建設・土木/技術職)

どうしてもタバコは健康に良くないイメージがあります。とくに将来の赤ちゃんのことも考えたい女性には、受動喫煙は避けたいところ。たばこアレルギーも最近では増えてきているようで、人によっては咳や鼻水、肌があれてしまうこともあるようです。

私が大事ならタバコをやめて!

調査結果をみると、相手に禁煙を促したことがある場合、そのお願いの仕方の多くは「禁煙したら付き合う」、「私が大事なら禁煙して」、「禁煙しないと別れる」といった男性の気持ちを試すようなものでした。 自分のことがどれほど好きなのか、知りたがってしまう女性の欲求も満たす方法ですね。

ほかには、次のような方法があげられました。

・「肺ガンのリスクを教えた等」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「お金がもったいないから、吸ったつもり貯金をしようと言って、やめさせました」(34歳女性/その他)
・「5万円賭けて禁煙させた」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)

なんとも現実的な女性ならではの手法がずらり。タバコ代は年間で考えると10万円を超えてしまう場合もあるので、「吸ったつもり貯金」は体とお財布の両方に優しいアイディアですね。

マナー違反にはNO!

最後にマナー面ではどうなのか、「今まで付き合った相手で、喫煙マナーが悪くて残念なことはありますか」と聞いてみました。すると、「はい」と答えた女性は10.6%で、「いいえ」は89.4%でした。

「はい」の回答のなかで目立った意見は、「ポイ捨て」と「歩きタバコ」。そのなかでも「車の窓から吸い殻を捨てる」というコメントが目立ちます。

このような行為には、「同じ車に乗っているのが嫌になりました」(34歳女性/その他)といった、残念な気持ちになってしまうようです。

そのほかにも、がっかりした喫煙マナーが……。

・「レストランでも食前、食後すぐに喫煙したがる」(32歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「なぜか一緒に喫煙スペースに連れてかれた」(22歳女性/農林・水産)
・「寝たばこを吸う人。火事が心配だった」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)

女性はレストランでは食事と会話、それに雰囲気も楽しみたいものです。タバコをすぐ吸われてしまうと、せっかくのムードも白けてしまいます。一緒にいるときは2人の時間を大切にしてほしい、そんな女心が伝わってくるようです。だからといって、喫煙スペースに連れて行かれても困りますが……。

今回のアンケートをまとめると、「彼氏候補としてはタバコを吸うかどうかは気になることで、なかには禁煙もお願いすることもある」という女性の本音が明らかになりました。

しかしながら、気になりつつも禁煙必須ではないところは、好きな人についつい甘くなってしまう女性心理のせいでしょうか。恋人が喫煙しても、しなくても、「好きな人は好き」ということかもしれませんね。