JR北海道は、運休が続く日高本線鵡川~様似間の代行バスについて、6月1日から増便するとともに、利用状況に合わせて一部便の時刻見直しを実施すると発表した。
日高本線は今年1月に発生した高波の影響による盛土流出により、大半の区間が運転見合わせとなり、復旧のめどは立っていない。バスによる代行輸送は5月31日までの運行計画が発表済みで、現在は鵡川~静内間で下り4本・上り6本、静内~様似間では1日4往復の体制となっている。
6月1日以降、鵡川~静内間では日中に4本の増便を行うほか、高校生の通学時間に合わせて静内駅7時45分着の代行バスを増便し、上り7本・下り8本の体制とする。また、高校生の課外活動などを考慮して静内駅19時30分発鵡川行を遅らせ、運休前の列車の最終時刻である静内駅19時58分発に改める。
静内~様似間では、日中時間帯に4本を増便して1日6往復体制に。静内8時0分着の代行バスについては、高校の始業時刻に合わせて出発時刻を早め、静内駅7時40分着とする。夕方の通学時間帯の代行バスは高校の課外活動などを考慮して静内発を遅らせ、運休前の列車の最終時刻である静内駅20時7分発に改める。これに関連して、夕方の鵡川発苫小牧行列車2本で代行バスとの接続向上のため、発着時刻が変更される。