クロス・マーケティングは、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住する20歳~26歳の男女を対象に、「若手社員の就労意識調査」を実施した。調査は4月17日~21日にかけて行い、553件の有効サンプルを集めた。

社会人3年目までのうち転職を経験した人は約2割

同調査の対象者となったのは、社会人1年目~3年目(1年目:2015年4月入社)の正社員(総合職・一般職)、契約社員、派遣社員、公務員いずれか該当者で、最終学歴が高等専門学校・短期大学・4年制大学・6年制大学・大学院卒業者。

年次別に働き方に対する意識を見ると、社会人1年目の働き方意識の特徴としては、「面白さ、やりがいを感じるもの」「自分で作っていくもの」「楽しいもの」という回答が多かった。2・3年目になると、「仕事<プライベート(ワークライフバランス重視)」「キャリアアップ」「収入」という回答が増えている。

新卒入社した会社で現在も働いているか尋ねたところ、77.8%が「転職していない」と回答した。しかし21.5%は「転職した」と答えている。

転職経験の有無

新卒入社時に希望の業界・会社・職種に就けたと回答した人は、「転職していない」の割合が高いが、転職者や転職意向者は「希望の業界・会社・職種に就けなかった」と回答した人が多い。また、働き方に対する意識では、キャリアアップや福利厚生のための転職に対して壁を感じていないこともわかった。

入社時に希望した業界の実現度合い