マツダは20日、4代目となる新型「ロードスター」を発表した。発売日は5月21日。「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」とデザインテーマ「魂動(こどう) - Soul of Motion」を採用した、同社の新世代商品第6弾となる後輪駆動(FR)の2シーターライトウェイトオープンスポーツカーだ。
エンジンには新開発の直噴1.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」を搭載し、前後重量配分50:50となるフロントミッドシップの配置に。変速機は、新開発のFR用の6速マニュアルトランスミッション「SKYACTIV-MT」もしくは6速オートマチックトランスミッションを搭載する。ボディは、アルミや高張力鋼板、超高張力鋼板の使用比率を71%に高め(前モデル58%)、剛性を確保しながら軽量な構造を追求するなどして、先代モデル比100kg以上となる大幅な軽量化(車両重量990~1,060kg)を実現した。
コックピットは、優れた視界、操作性の優れた機器配置、ドライバーに対して正対するペダルレイアウトなどが考慮され、スポーツカーとして理想的なドライビングポジションを実現。シートには、走行中のホールド性を大幅に向上させた新構造「S-fit構造」を採用している。軽い操作で簡単に開閉可能で、耐候性にも優れた構造を採用した幌、使い勝手の良さを考えた室内小物入れや脱着式ドリンクホルダー、飛行機内に持ち込み可能なサイズのキャリーバッグを2つ積めるトランクなど、利便性の高さなども追求した。
先進装備では、スマートフォンと連携可能なカーコネクティングシステム「マツダコネクト」、アイドリングストップ機構「i-stop(アイストップ)」、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP(アイイーループ)」、安全技術「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」など、標準装備もしくはメーカーオプションとして用意されている。新型「ロードスター」の価格は249万4,800~314万2,800円(税込)。