タイガー魔法瓶は5月20日、同社の調理家電ブランド「GRAND X」シリーズから、「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊きたて>」を発表した。発売は6月21日。価格はオープンで、推定市場価格は3.5合炊きの「JPX-A061」が税別12万円前後、5.5合炊きの「JPX-A101」が税別13万円前後となっている。

土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊きたて>

今回発表された「JPX-A1」シリーズは、タイガー魔法瓶が2014年8月に発表した調理家電ブランド「GRAND X」の炊飯器。「麦めし」メニューを新しく搭載した。白米と大麦の特性に合わせたプログラムでニオイを抑制し、「麦1割」のみならず「麦3割」もおいしく炊けるという。麦3割用と麦1割用の計量カップがそれぞれ付属するほか、内釜には麦めしコース専用の水位線を設けた。

麦めし専用コースを用意するほか、専用の計量カップが付属。内釜の水位線も白米とは別途設けた

内釜には、従来モデルと同様、口絞り構造を採用した「プレミアム本土鍋」を採用。口絞り構造によって、フタ部分と内釜の間に蒸気のふたが形成され、効率的に加熱できる。

外釜には、従来モデルに比べて遠赤効果が約24%アップした「遠赤大土かまど」を採用。側面IHで外釜を加熱して内釜に熱を伝える二重発熱構造で、全方位から米に熱を均一に伝えられる。加熱プログラムも改善されており、炊きあげ時の加熱量を約8%向上させた。これにより、かめばかむほど甘いご飯を炊ける。

同社独自の「可変W圧力」も引き続き搭載している。炊きあげ時に1.25気圧とすることで米のねばりともちもちとした食感を引き出す。炊きあげ直後には1.05気圧まで減圧、さらに約280℃の高温で炊き上げることによって、一粒一粒をふっくらもちもちの食感に仕上げる。

そのほか、「しゃっきり」から「もっちり」まで好みの食感に合わせてご飯を炊き上げる「米(マイ)チューニング」機能を持つ。ふたにはモーションセンサーを搭載し、人が近づくとタッチパネルが点灯する仕様となっている。

サイズと重量はJPX-A061がW23.8×D27.7×H21.8cm/6.2kg、JPX-A101がW26.5×D30.9×H23.3cm/7.4kg。炊飯容量はJPX-A061が0.09~0.63L(0.5~3.5合)、JPX-A101が0.18~1L(1~5.5合)。最大消費電力はJPX-A061が850W、JPX-A101が1,300W。カラーはフロストブラックとフロストホワイト。