西武鉄道・京浜急行電鉄・JR東日本と台湾の台湾鉄路管理局(台鉄)は8月1日から、4事業者合同企画「日台縦断! 鉄道スタンプラリー」を約1年間にわたり開催する。これに先立ち、西武鉄道と京急電鉄は台鉄との協定締結を記念した記念乗車券をそれぞれ発売する。
台鉄は近年、日本の鉄道事業者との友好協定締結を進めており、今年に入ってからも2月9日に東京駅(JR東日本)と新竹駅(台鉄)の「姉妹駅」締結を皮切りに、 2月26日に京急電鉄と友好鉄道協定、3月14日に西武鉄道と姉妹鉄道協定をそれぞれ締結。これらは両者の地域社会の発展と各社の事業発展を図る目的で締結されており、今回のスタンプラリーもこの目的に沿う形で企画された。
スタンプラリーは各沿線の代表的な観光地を巡るものになる予定で、西武鉄道の西武秩父駅・本川越駅、京急電鉄の三浦海岸駅・羽田空港国際線ターミナル駅、JR東日本の東京駅、台鉄の台北駅・新竹駅・台中駅・嘉義駅・花蓮駅にスタンプを設置するという。期間や景品などの詳細は決まり次第発表となる。
これに先立ち、京急電鉄の「台鉄×京急友好鉄道協定締結記念乗車券」、西武鉄道の「台湾鉄路×西武鉄道姉妹鉄道協定締結記念乗車券」も順次発売。京急電鉄の記念乗車券は台鉄の地紋を印刷した硬券3枚と京急・台鉄両社局の車両を描いた台紙のセットで1,500円。購入特典としてスピードくじが付いており、650名に協定締結を記念したオリジナルグッズ(非売品)や台鉄グッズが当たるという。5月24日、京急ファインテック久里浜事業所で開催する「京急ファミリー鉄道フェスタ2015」会場にて、1,500部限定で発売し、在庫がある場合のみ5月25日以降も京急久里浜駅で販売する。
西武鉄道の記念乗車券は、西武鉄道の硬券乗車券と台鉄の硬券乗車券各3枚ずつと、日本と台湾の観光案内情報や両社局の車両紹介などをデザインした台紙のセットで1,000円。日本と台湾で使用できる乗車券セットの発売は国内初だという。6月7日に武蔵丘車両検修場で開催する「西武・電車フェスタ2015」会場で先行発売を実施し、6月9日から池袋駅で一般販売を行う。2,000部の販売数がなくなり次第終了。この乗車券は台鉄でも1部300元で販売される。