ソニーは5月19日、光学30倍ズームレンズとEVF(電子ビュー)ファインダーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「サイバーショット DSC-HX90V」を発表した。発売は6月5日を予定。価格はオープンで、市場想定価格は税別55,000円前後。
DSC-HX90Vは24mm~720mm(35mm判換算)の画角をカバーするZEISSバリオ・ソナーT*レンズ、そしてポップアップ式の有機ELファインダーを搭載。EVFを内蔵した光学30倍ズーム対応デジタルカメラとして、世界最小を実現した(2015年4月同社調べ)。サイズはW108.1×H63.6×D38.3mm。重量は約272gとなっている。EVFを利用することで、晴れた日の運動会など明るい屋外で、構図やピントを確認しやすくなる。
同時発表の「DSC-WX500」と同様に、1,820万画素のExmorRセンサーと画像処理エンジンのBIONZ Xによって、ISO12800の高感度撮影に対応。背面の3型液晶モニターは180度のチルトが可能だ。
レンズの付け根部分にコントロールリングを装備したことも特徴で、マニュアルフォーカス時のピント調整やステップズーム機能などを割り当てられる。ボディにはグリップが付いており、安定したホールドに貢献する。
動画撮影においては、5軸手ブレ補正機能とソニー独自のフレーム解析技術によって、動く被写体も滑らかに撮影できるとしている。動画の記録フォーマットは従来のAVCHDに加え、XAVCSもサポート。フルHD解像度で60p/50Mbpsのハイビットレート・高速フレーム撮影が可能だ。通信機能としてWi-FiとNFCを、またGPSも装備する。バッテリーは約380枚の静止画撮影を可能とするスタミナを持つ。