富士フイルムは5月18日、ミラーレスカメラ「X-A2」のキットレンズ「フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II」と「フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7mm OIS II」を単品で発売すると発表した。シルバーモデルにブラックモデルを追加し、6月25日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格はXC16-50mmF3.5-5.6 OIS IIが39,500円前後、XC50-230mmF4.5-6.7mm OIS IIが42,500円前後だ(いずれも税別)。
フジノンレンズ XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II
富士フイルムのレンズ交換式ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-A2」のキットレンズとして提供されていた焦点距離16~50mmの標準ズームレンズ。35mm判換算で広角24mmから76mmの中望遠までの焦点距離をカバーする。
同日に発表されたミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T10」に合わせて、このたびブラックモデルを追加し、単品でも発売する。従来モデル「XC16-50mmF3.5-5.6 OIS」で30cmだった最短撮影距離が、このたび15cmを実現し、近接撮影にも力を発揮する。
主な仕様は、焦点距離が16~50mm(35mm判換算:24~76mm相当)、最小絞りがF22。レンズ構成は10群12枚(非球面レンズ3枚、異常分散レンズ1枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全17段。画角は83.2~31.7度。撮影距離範囲は標準で0.6m~(ズーム全域)、マクロがワイド端で15cm~10m、テレ端で35cm~10m、最大撮影倍率が0.2倍(ワイド端)。フィルターサイズは58mm。本体サイズは最大径62.6mm×長さ65.2mm(ワイド端)~98.3mm(テレ端)、重量は約195g。
フジノンレンズ XC50-230mmF4.5-6.7mm OIS II
焦点距離50~230mmの望遠ズームレンズで、35mm判換算で76mmから350mmの焦点域をカバーする。同じくブラックモデルが追加された。従来モデルよりも手ブレ補正性能が向上し、約3.5段分の補正効果を持つ。
主な仕様は、焦点距離が50~230mm(35mm判換算:76~350mm相当)、最小絞りがF22。レンズ構成は10群13枚(非球面レンズ1枚、異常分散レンズ1枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差は1/3ステップで全15段。画角は31.7~7.1度。撮影距離範囲は標準で1.1m~(ズーム全域)、マクロが1.1m~3m。最大撮影倍率が0.2倍(テレ端)。フィルターサイズは58mm。本体サイズは最大径69.5mm×長さ111mm(ワイド端)~177mm(テレ端)、重量は約375g。