大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭は17日夜、同日に実施された大阪都構想に関する特別区設置のための住民投票の結果について、コメントを発表した。

佐藤会頭は、「大阪の統治機構については、現状維持との市民の判断が下された。賛成派、反対派がノーサイドで結束し、大阪の成長戦略に取り組むとともに、必要な改革は加速させていかねばならない」とコメント。

また、「大阪のまちは、明治維新で一時期衰退したものの、大正末期から昭和初期には日本最大の都市『大大阪』として蘇り、市民の浄財で大阪城天守閣を再建するなど、輝かしい時代を築いた。今後は、この歴史に学び、新生『大大阪』の発展に向け、ビジョンと政策を行政、市民、経済界が共有し、全員参加で具体策を力強く推進することが重要。本会議所も力を尽くしていきたい」とし、今後の改革に向けて各界が協力していくよう訴えた。