経済産業省は26日、「攻めのIT経営銘柄」の発表会を開催し、銘柄に選定された企業を公表する。
「攻めのIT経営銘柄」は、収益拡大や事業革新などのための積極的なITの投資や活用に取り組む企業を選定するもの。これにより、日本では遅れ気味の収益力や生産性向上を目的とした戦略的なITの利活用を促進するとともに、投資家の理解が進むことを目指している。
今回の選定に当たり同省が実施した調査において、企業の収益力とIT利活用との関係について、いくつかの特徴が判明。例えば、ROEが各業種の平均ROEの値を上回る高ROE企業においては、特に「事業革新のためのIT活用」に注力しているという特徴があり、具体的には「事業革新のためのIT活用」の取組開始から5年以上経過している企業の割合は6割を超えていたという。
発表会では、一橋大学大学院商学研究科特任教授の伊藤邦雄氏による、企業価値の向上と「攻めのIT活用」に関する講演も実施する。開催日時は2015年5月26日16:00~17:20(受付15:30)、開催場所は日経ホール(東京都千代田区)。一般参加定員は200人(事前応募制・募集定員を超えた場合は抽選を予定)、申込は日本情報システム・ユーザー協会まで。参加費は無料。