ディズニー映画『トゥモローランド』(6月6日公開)で描かれているウォルト・ディズニーが思い描いた理想の世界"トゥモローランド"について、ウォルト本人が語る秘蔵映像が15日、公開された。
本作は、ウォルト・ディズニーが遺した最大のプロジェクトと言われる、すべてが可能になる理想の世界"トゥモローランド"をめぐる物語。すでに公開されている予告動画では、ジョージ・クルーニー演じる主人公フランクが、アトラクション"イッツ・ア・スモールワールド"の中に"トゥモローランド"への入り口を見つけ、その20年後に17歳の少女・ケイシーも同じく"トゥモローランド"へ誘われることなどが明らかとなっていた。そして、ウォルトやアインシュタイン、エジソンといった偉人たちが世界を変えるために想像した世界が"トゥモローランド"であり、ディズニーランドの同名のエリアは、"トゥモローランド"の存在を覆い隠すためのものであることを匂わせるものだった。
今回公開された秘蔵映像では、レトロフューチャー調のイメージ像と共にウォルトが「現代社会では生活のすべてが科学の影響を受け続けます。今は不可能な事が将来は現実になる」と主張し、"トゥモローランド"の土台となったEPCOT(実験的未来都市)の構想を語る姿が映されている。また、ジョージ・クルーニーは「ウォルト自身を物語る作品。実際にウォルトの計画とこの映画はよく似ている」と語り、"トゥモローランド"を「われわれの技術を尽くした理想郷」と表現。さらにブラッド・バード(監督・脚本・製作)は「"トゥモローランド"の構想はディズニー自身にもつながっている」、デイモン・リンデロフ(脚本・製作)は「"トゥモローランド"はSFじゃない。科学的現実だ。今後も進化は続くわけだから」とそれぞれ証言している。
映像とあわせて"トゥモローランド"のイメージビジュアルも公開され、デザインや交通手段、建物の配置など、ウォルトの計画と近い世界になっていることも明らかとなった。
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