総務省は15日、情報通信技術分野で独創的な才能やアイデアを持つ人材を支援する「異能(Inno)vation」(いのうべーしょん)プログラムにおいて、2015年度の「ICT研究開発課題に挑戦する個人」の募集を開始した。

同省は、2014年度より戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の独創的な人向け特別枠として、「異能(Inno)vation」プログラムを実施。同プログラムは、「ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT研究開発課題に挑戦する人を支援するもの」で、「閉塞感を打破し、異色多様性を拓く」ことを目的としているという。

異能(Inno)vationトップページ(出典:異能(Inno)vation Webサイト)

応募資格者は、個人技術開発者本人で、自らが技術開発構想の発案者であるとともに、その構想を実現するために自立して技術開発を推進するもの。また、義務教育修了者(2015年6月25日時点)で、日本国籍または日本への永住権を持つ外国人となっている。

1次選考で約30人、2次選考で約10人を採用予定。支援期間は1次選考終了後から最長1年間で、支援金額は最大300万円(所属機関への間接経費30%を別途支給する場合あり)。応募受付期間は2015年5月15日~6月25日。