日本銀行は15日、2015年4月の企業物価指数(速報値、2010年=100)を発表した。それによると、企業物価指数は前年同月比2.1%下落の103.6となり、2013年3月以来、25カ月ぶりに前年を下回った。前月比は0.1%上昇し、2カ月連続のプラスとなった。

企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数の推移(出典:日本銀行Webサイト)

消費税率引き上げの影響を除いた国内企業物価指数は前年同月比2.2%下落の100.7で、6カ月連続で前年を下回った。下げ幅は前月より0.1ポイント拡大した。前月比は0.1%上昇し、2カ月連続のプラスとなった。

国内企業物価のうち前月より上昇した品目は、産業用高圧電力、鉄骨、建築用板金製品、牛肉・鶏卵・豚肉など。一方、下落した品目は、プラスチックフィルム・シート、輸送機械用プラスチック製品などとなった。

輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.1%上昇、前年同月比4.5%下落の93.9、円ベースでは前月比0.4%下落、前年同月比3.2%上昇の112.5。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは前月比1.3%下落、前年同月比17.8%下落の92.6、円ベースでは前月比1.8%下落、前年同月比9.5%下落の114.8となった。