新関西国際空港会社は14日、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の連結決算を発表した。それによると、売上高を示す営業収益は前期比21.3%増の1,538億2,200万円、営業利益は同35.7%増の442億6,100万円となった。関西空港国際線の外国人旅客数が過去最高となったことなどが反映された。
営業費用は同16%増の1,095億6,000万円、経常利益は同52.1%増の332億8,600万円、純利益は同18.1%減の195億9,100万円。OAT(大阪国際空港ターミナル会社)グループの連結開始に伴い、特別利益に負ののれん発生益106億円を計上したため、前期比43億円の減益となった。
関西国際空港の経営成績を見ると、航空機発着回数・国際線旅客数がともに過去最高を更新。外国人旅客数が増加したことにより、免税・物販売上をはじめとする直営事業収入や旅客サービス施設使用料収入が増収し、営業収益は同140億円増の1,139億円に拡大した。
なお、2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の連結業績予想については、2015年度中に運営権者による事業開始が予定されていることから、発表しないとしている。