マイボイスコムはこのほど、全国の男女1万1,659人を対象に実施した「特定保健用食品(トクホ)の利用」に関するインターネット調査の結果を明らかにした。調査期間は4月1日~6日。
特定保健用食品(以下、トクホ)の認知率について尋ねたところ、「どのようなものかわかる」(57.8%)、「名前を聞いたことはあるが、どのようなものかわからない」(39.0%)を合わせて96.8%となった。2012年から比べると「どのようなものかわかる」と回答した割合が増えている。認知率は、高年代層ほど高い傾向にある。
購入したことがあるトクホについて聞くと、「お茶系飲料」(28.4%)が最も多く、「炭酸飲料」(15.4%)、「ヨーグルト」(14.8%)、「清涼飲料」(11.5%)が続いた。
経験者のうち、トクホの「効用を意識して選ぶ」は31.0%で、「選んだ商品がたまたまトクホだった」は43.3%だった。高年代層は「効用を意識して選ぶ」が多い。
トクホの効用を意識して選ぶ人に、購入時に意識した効用を聞いたところ、「コレステロールが高めの方に適する」「食後の血中中性脂肪が上昇しにくいまたは身体に脂肪がつきにくい」「食後の血糖値の上昇を緩やかにする」がそれぞれ4割前後を占めた。「血圧が高めの方に適する」は、男性50代以上で多くなっている。
利用してみたいトクホの効用について聞くと、「コレステロールが高めの方に適する」「お腹の調子を整える、便通改善」「食後の血中中性脂肪が上昇しにくいまたは身体に脂肪がつきにくい」が各3割弱を占めた。「血圧が高めの方に適する」は男性で多く、女性は「骨の健康維持に役立つ」「鉄を補給する」が男性より約16~17ポイント高い。