内閣府は13日、2015年4月の景気ウォッチャー調査の結果を発表した。それによると、景気の現状判断DIは前月比1.4ポイント上昇の53.6となり、5カ月連続で改善した。また、横ばいを示す50を3カ月連続で上回った。
家計動向関連DIは同2.3ポイント上昇の53.2。業種別に見た場合、小売関連DIは同4.6ポイント上昇の53.5、住宅関連DIは同4.9ポイント上昇の52.7。一方、飲食関連DIは同7.3ポイント低下の47.7、サービス関連DIは同0.9ポイント低下の53.8となった。
企業動向関連DIは同0.1ポイント上昇の52.8。業種別に見ると、製造業は同0.6ポイント低下の50.3となったのに対し、非製造業は同0.6ポイント上昇の54.6となった。
雇用関連DIは同1.3ポイント低下の58.1と、5カ月ぶりに低下した。
2~3カ月先の景気の先行きに対する判断DIは同0.8ポイント上昇の54.2と、5カ月連続で改善した。
内閣府は、景気の基調判断を「緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、物価上昇への懸念等がみられるものの、賃上げへの期待や外国人観光需要への期待等がみられる」に据え置いた。