ソニーは5月13日、ホームシアターシステム6製品を発表した。ラインアップは、サウンドバータイプが4製品「HT-ST9」「HT-NT3」「HT-CT780」「HT-CT380」で、台座タイプが「HT-XT3」と「HT-XT100」の2製品。
発売は、HT-CT780とHT-CT380が5月23日で、他が6月13日。価格はオープンで、推定市場価格は、HT-ST9が150,000円前後、HT-NT3が80,000円前後、HT-CT780が50,000円前後、HT-CT380が40,000円前後、HT-XT3が70,000円前後、HT-XT100が25,000円前後(いずれも税別)。
6製品のうち、HT-ST9、HT-NT3、HT-XT3、HT-CT780は、4K放送で採用されているコンテンツ保護技術HDCP 2.2に準拠したモデル。HT-XT100を除いた6製品は、4K信号のパススルーに対応している。
HT-ST9、HT-NT3、HT-XT3の3製品は、ハイレゾ音源にも対応。最大192kHz/24bitまでのPCM方式、5.6MHzまでのDSD音源(リニアPCM変換)の再生が可能だ。搭載しているアンプは、ハイレゾ音源再生に最適化したS-Master HX。ハイレゾ以外の音源を、最大96kHz/24bit相当にまで補間(アップコンバート)する「DSEE HX」も採用されており、CD音源や圧縮音源なども高品質に楽しむことができる。
最上位モデルのHT-ST9は、フロント、センター、ワイヤレスサブウーファーの各チャンネルに計10本のスピーカーを使用した7.1chモデル。各chは、8台のデジタルアンプで独立ドライブされる。実用最大出力は(75W×2)+(75W×6)+200Wの合計800Wだ。φ65mmのウーファーユニットは、カーボンファイバー素材を振動板に使用した磁性流体スピーカーだ。また、フロントチャンネルには、同軸ユニットが使用されている。
HT-ST9以外のモデルは2.1ch構成を採用。HT-NT3は、薄さ65mmのスリムデザインを採用したバースピーカーとサブウーファーの組み合わせだ。HT-XT3は、台座型の本体底面に2本のサブウーファーを装備したワンボディスタイル。天面には50kgまでのテレビを設置できる。実用最大出力は、HT-XT3が(133W×2)+134Wの計400Wで、HT-XT3が(115W×2)+120Wの計350Wだ。2モデルとも、フロントチャンネルには、磁性流体スピーカーとφ18mmツイーターを組み合わせた同軸ユニットが使用されている。
HT-CT780は実用最大出力が(100W×2)+100W、HT-CT380は最大出力が(90W×2)+90W、HT-XT100は実用最大出力が(18W×2)+34Wだ。
入出力端子は、HT-ST9、HT-NT3、HT-XT3の3製品が共通。HDMI端子が3入力/1出力。そのほかは、アナログ音声×1とUSB×1を備える。Bluetoothに対応しており、利用できる音声コーデックは、SBC/AAC/LDACの3種類。有線/無線のネットワークにも対応している。
HT-CT780とHT-CT380は、HDMI端子が3入力/1出力で、アナログ音声入力が1系統。HT-XT100は、HDMI出力×1とUSBポート×1を装備。いずれも、Bluetoothには対応しているが、ネットワークは利用できない。対応している音声コーデックは、HT-CT780とHT-CT380がSBC/AACで、HT-XT100はSBCのみ。