インターネット調査会社のマーシュは、全国の既婚男女(初婚)を対象に「結婚観」に関する調査を実施し結果を発表した。調査は3月21日~23日に、同社が運営する「D STYLE WEB」のアンケート会員を対象に行われ、400サンプルを得た。
結婚前に不安なこと、女性は「親戚付き合い」が最多
結婚することに対する不安について尋ねたところ、男性は「不安はなかった(35.5%)」という回答が最多だった。そのほか「時間の制約(22.0%)」「自分の収入(21.0%)」「お金の制約(19.0%)」が上位を占めた。
一方、女性は「相手の親戚付き合い(42.5%)」が4割強で最も高く、次いで「貯金・資産(31.0%)」「家事(28.5%)」が 3割前後で続き、「不安はなかった」という女性は、わずか15.0%という結果に。男性に比べて結婚に対する不安が非常に多いことがわかった。しかしながら、マリッジブルーを経験した人は、男性が1割以下、女性は3割以下に留まり、多かれ少なかれ不安はあれど、そこまで深刻な不安ではないことがうかがえた。
「結婚は人生の墓場」と思う男女は2割以下
続いて、結婚が決まってから結婚をするまでに「結婚は人生の墓場」かもしれないと思ったことがあるか尋ねたところ、「思った」と回答した人は、男性15.0%、女性17.5%と2割以下にとどまった。また、現在の結婚生活について、何がしかの不満を抱えている人は7割を超えるものの、「結婚は人生の墓場」と思っている人は、男女ともに2割強にとどまり、「不満= 墓場」と感じていないことがわかった。
結婚は人生の「スタート」が最多
最後に、「結婚は人生の●●」の「●●」の部分を自由回答で問うと、最も多かったのは「スタート(59名)」だった。続く2位には「通過点(32名)」と「分岐点(32名)」が同率で続き、希望的な言葉が上位を占める結果となった。また、「結婚して良かったか」を問う質問に対して、男女ともに7割超が「良かった」と回答。「結婚は人生の墓場」というフレーズは言葉だけが先行しており、実態はそこまでの状況ではないことが伺える結果となった。