ゼンショーホールディングスは12日、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の連結決算を発表した。それによると、純損益は111億3,800万円の赤字となり、1997年の上場以降で初めて赤字に転落した。前期は11億300万円の黒字だった。

2015年3月期の連結業績(2014年4月1日~2015年3月31日)(出典:ゼンショーホールディングスWebサイト)

「すき家」における一時的な深夜営業の休止や円安の進行、牛肉価格をはじめとする食材価格の上昇などが響いた。売上高は前期比9.3%増の5,118億1,000万円、営業利益は同69.3%減の24億9,800万円、経常利益は同63.9%減の28億7,500万円だった。

外食事業の売上高は同5.6%増の4,583億1,100万円、営業利益は同62.1%減の35億2,900万円。このうち、「すき家」をはじめとする牛丼カテゴリーの売上高は同3.6%減の1,735億2,200万円となった。

また、連結子会社だったCatalina Restaurant Groupの全株式を譲渡し、特別損失126億円(税効果等を含めた影響額51億円)を計上した。

2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の連結業績予想は、売上高が同6.8%増の5,467億2,500万円、営業利益が同389.8%増の122億3,500万円、経常利益が同280.5%増の109億3,900万円、純利益が33億1,100万円を見込んでいる。