リクルーティング スタジオは5月8日、月間400万アクセスあるスマートフォンアプリ「名字由来net」およびWEBサイト「名字由来net(Web)」から「幕末の藩主の名字ランキングベスト30」を発表した。なお同ランキングでは、同アプリとサイトのデータベースから、電話帳データをもとに実世帯が確認できるもののみを集計。人数の少ない順にランキングを作成した。その際、全国人数の数値は四捨五入で算出した。
1位となった名字は、現在の栃木県にあたる喜連川藩主の名字「喜連川(きつれがわ)」だった。「喜連川」は全国におよそ200人の珍しい名字で、喜連川藩があった下野国塩谷郡喜連川にルーツがあるとされている。喜連川藩の石高は5,000石であったが、室町幕府の将軍家である「足利(あしかが)」氏の末裔であるため、特別に大名格とされてたという。
2位は「六郷(ろくごう)」で、現在の秋田県由利本荘市に存在した本荘(由利)藩主の名字となる。全国におよそ400人みられ、藩主の「六郷」家は現在の秋田県南部である羽後国仙北郡六郷村がルーツであるとの説もあるという。現在も秋田県におよそ40人の「六郷」姓の人が住んでいる。
3位は「津軽(つがる)」となった。「津軽」姓は現在の青森県である津軽(弘前)藩主の名字で、ルーツは現在の青森県である陸奥国津軽郡にあるといわれて いる。
ほかにも、江戸幕府の将軍家と同じ名字である「徳川(とくがわ)」は全国におよそ1,800人みられ、7位。「徳川」は、8代将軍「徳川 吉宗(とくがわ よしむね)」を輩出した紀州(和歌山)藩や、水戸黄門で知られる「徳川 光圀(とくがわ みつくに)」の水戸藩、現在の愛知県である尾張藩の御三家といわれる藩などの藩主の名字でもある。
また「徳川 家康(とくがわ いえやす)」の元の名字であり、福井藩や会津藩など全国各地の譜代大名にみられた名字「松平(まつだいら)」も30位にランクインした。
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