マルタイは11日、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の決算(単体)を発表した。それによると、純損益は2億2,800万円の赤字となり、5億7,900万円の赤字だった前期より赤字幅が縮小した。

売上高は前期比4.0%減の72億1,000万円(前期75億800万円)、営業損益は2億4,800万円の赤字(同5億9,000万円の赤字)、経常損益は2億2,800万円の赤字(同5億9,200万円の赤字)となった。

同社は、2013年1月に新築した福岡工場をはじめとする減価償却費の影響で厳しい決算が続く中、ブランド価値の高い棒ラーメンと皿うどんの販売拡大を基本戦略に据え、コスト削減を図ってきた。その結果、棒ラーメンは海外向け販売が増加するなど売り上げが伸びたものの、皿うどんとカップめんは価格競争の影響を受け売り上げが縮小した。

2016年3月期(2015年4月1日~2016年3月31日)の業績予想は、売上高が前期比5.4%増の76億円、営業利益が1億4,000万円、経常利益が1億5,000万円、純利益が1億3,000万円と、3年ぶりの黒字を見込んでいる。

2016年3月期の業績予想(2015年4月1日~2016年3月31日)(出典:マルタイWebサイト)