トヨタ自動車は11日、ハイブリッド専用車「SAI」に一部改良を施したほか、特別仕様車「G"Viol"(ヴィオラ)」を設定して発売した。
今回の一部改良では、世界で初めて「スーパーUV400カットガラス」を全車のフロントドアに採用。99%以上カットできる紫外線の波長の上限を400nm(従来型は380nm)に変更したことで、快適性を向上している。
また、洗車などによる小さなすり傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」を全外板色に採用したほか、「ヒルスタートアシストコントロール」に坂道を感知する機能の追加、サスペンションのチューニングやステアリングギヤ比変更などによる操舵時の車両応答性の向上、ライセンスランプに白色LEDの採用、「T-Connect SDナビゲーションシステム」の採用が行われた。
「T-Connect SDナビゲーションシステム」では、音声対話と経路の先読みでドライブをサポートする「エージェント」、ナビゲーションにアプリケーションソフトを追加できる「Apps(アップス)」、および安心・安全サービスを中心とした「オンラインケア」など多彩なサービスを提供する。
SAIの価格は、330万3,818円~433万9,637円(いずれも税込)。
特別仕様車G"Viol"は、「G」グレードをベースに、上品な色調の専用色「ダークバイオレット」をシート表皮(ファブリック合皮)など内装の各所に採用したほか、外板色に特別設定色「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」(オプション)を含む全4色を設定。これに加え、快適温熱シート(運転席・助手席)、スカッフイルミネーション(運転席・助手席)などを特別装備し、魅力的な仕様としている。
SAI特別仕様車G"Viol"の価格は、399万6,982円(税込)。