女性のための恋愛研究所「恋LABO」はこのほど、20代~40代の女性500名(年代別に均等割付)を対象に実施した、「女性のための"夜カレ"調査」の結果を発表した。調査は2月24日~27日にかけて、インターネットで行われた。
妄想に登場する男性は「芸能人」がトップ
同社は、現実(= 昼間)の彼氏とは一味違う、非日常(= 夜)のシチュエーションを演出してくれる男性のことを"夜カレ"と名付け、実在の存在とは限らず、妄想の中だけの存在というケースもあるとしている。今回は、そんな"夜カレ"ニーズの実態を探るためのアンケート調査を行った。
まず、「あなたは妄想することはありますか?」と質問したところ、およそ7割の女性が「ある」と回答。具体的にどんな男性との恋愛シチュエーションを妄想しているのか教えてもらったところ、断トツで「芸能人(50.0%)」がトップとなった。次いで「以前、交際していたことがある男性(24.0%)」「交際はしていなかったが、以前好きだった男性(21.0%)」と続き、いずれも「彼氏(21.0%)」や「夫(13.0%)」を上回る結果に。「女性にとって"妄想"は、非日常的な恋愛シチュエーションを楽しむ時間。現在、周りにいる男性よりも、現実には手に届かない存在の方が好まれるのかもしれません」と同社。実際の妄想の内容からも、「昔片思いだった親戚のお兄さんが自分に告白してくれる」(千葉県・27歳)、「俺様な王侯貴族に略奪婚される(笑)」(大阪府・23歳)というような非現実の恋愛シチュエーションを楽しんでいる様子が伺えた。
現実と妄想で異なる「理想の男性像」
次に、男性のタイプを8つに分け、その中から現実的な「理想の男性のタイプ」を選んでもらった結果、最も人気だったのは「気楽に一緒にいられる親友タイプ(28.0%)」だった。次いで「自分のことを想ってくれる一途な純情タイプ(23.0%)」、「スマートで頼れるエリートタイプ(19.0%)」と続いた。
一方、「妄想に登場させる理想の男性のタイプ」では、「紳士的な王子様タイプ(18.0%)」、「ワイルドな俺様タイプ(17.0%)」、「自分のことを想ってくれる一途な純情タイプ(14.0%)」がTOP3となり、現実とは全く違う結果に。また、「現実と妄想で、求める男性像は違いますか?」という問いに、7割もの女性が「違う」と回答していることから、女性自身もこうした"現実"と"妄想"のギャップを認識した上で、自ら積極的にそのギャップを楽しんでいるとも言える結果となった。
人肌恋しいと感じることが「ある」女性、67%
最後に、「人肌恋しいと感じることはありますか?」と尋ねたところ、67%が「人肌恋しいと感じることがある」と回答。独身では76%、既婚者でも59%と、過半数を占めた。さらに、最近ではいつ人肌恋しいと感じたのか聞いたところ、「一週間以内(30.0%)」が断トツで、妄想を楽しみながらも、多くの女性がリアルな人のぬくもりを求めていることがわかった。