JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州・JR四国・JR北海道は7日、ゴールデンウィーク期間(4月24日から5月6日までの13日間)の利用状況について発表した。
期間中、4月29日に東北新幹線郡山駅の架線トラブルで東北・秋田・山形新幹線で運休や遅延が発生したほか、人身事故や停電などによる運休もあったが、それら以外に大きな輸送障害はなかったという。JR北海道は都市間輸送実績(主要4線区)が前年比100%となったものの、他の各社についてはおおむね前年を上回る利用状況となった。
JR東日本は、ゴールデンウィーク期間中に約499万1,000人が新幹線・在来線特急を利用(前年比108%)したと発表。JR西日本は新幹線・在来線の合計で299万9,000人が利用し、前年比118%と大幅に増加した。今年3月に長野~金沢間が開業した北陸新幹線については、JR東日本の高崎~軽井沢間で72万2,000人、JR西日本の上越妙高~糸魚川間で39万1,000人が利用したという。長野駅の降車人員は33万1,000人で、前年比132%となった。
近距離の利用状況に関して、JR東日本は期間中の近距離きっぷの発売枚数を約7,862万枚(前年比105%)と発表。新宿駅で499万4,000枚(前年比106%)、上野東京ライン開業により常磐線直通列車の発着駅となった品川駅で139万9,000枚(前年比106%)、東京ディズニーリゾート最寄りの舞浜駅で56万2,000枚(前年比110%)を販売した。
JR西日本は京阪神地区全体の近距離券の利用者数を1日あたり121万4,000人と発表。ユニバーサルシティ駅で1日あたり2万人(前年比144%)、姫路駅で1日あたり1万6,000人(前年比136%)が利用し、大阪駅・京都駅・三ノ宮駅も前年比106~110%の利用状況に。
JR東海によれば、期間中の新幹線・在来線合計の利用人員は計423万人(前年比107%)だったとのこと。新幹線の利用人員403万人のうち、267万人が「のぞみ」を利用していた。その他、JR九州は新幹線・在来線合計の利用状況を約87万8,000人(前年比103%)、JR四国は瀬戸大橋線で32万1,900人(前年比109%)、予讃線・土讃線・高徳線の主要3線区合計で15万2,700人(前年比106%)が利用したと発表している。