仕事上のミスは誰にでもあるものだが、”黒歴史”として自分の中に残っている恥ずかしい失敗や大きな失敗はないだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち男女300名に、会社に入ってからやらかしてしまった「黒歴史」について告白してもらった。
Q.会社に入ってからやらかしてしまった「黒歴史」はありますか?
はい 19.7%
いいえ 80.3%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな黒歴史か教えてください
■発注・納品ミス
・「商品を間違えて納品してしまい営業マンに迷惑をかけた」(34歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「発注ミスで、10個の発注が100個発注してしまったこと」(27歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「発注額を0を一個間違えてどえらいことに」(27歳女性/医療・福祉/クリエイティブ職)
・「飛行機チケットの手配ミス」(28歳女性/情報・IT/営業職)
■指示ミス・確認不足
・「製品の評価のための治具を発注したが指示が間違っていて100万ほどが無駄になった」(44歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「設計ミスとテスト不足でシステム障害となった」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「現場管理で仕様書と図面の食い違いに気がつかずすすめてしまい、作ったところを取り壊してもう一度作った」(51歳男性/建設・土木/技術職)
・「業者からのメールをまってて、私以外の人に来てると思ってメールチェックをしてなかったら、私に来てて、気付いた時には遅かった」(54歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
■パソコンでのミス
・「メールのアドレス帳に入っている人全員にメールを一斉送信してしまった」(34歳女性/商社・卸/その他)
・「本来取引先に送ってはいけない内部文書を一緒に送ってしまった」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「DMを出すのに住所と宛名をバラバラに抽出して印刷してしまった」(32歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「USBでウイルスを持ち込んでしまった」(28歳女性/電機/事務系専門職)
■書類関係の失敗も
・「個人情報をシュレッダーしてしまい、金融庁騒ぎを起こした」(27歳女性/医療・福祉/専門職)
・「書類を誤廃棄した」(23歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「持ち出し禁止の書類をうっかり持ちだして、取引先に忘れてきてしまったこと……後でこってり怒られた」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「資料を忘れて嘘をつく」(35歳女性/医療・福祉/専門職)
■人間関係で……
・「クライアントを怒らせる」(29歳女性/商社・卸/営業職)
・「クレーマーのお客さんの前で泣きました、さらに過呼吸も発生して倒れた」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「同期と険悪な雰囲気になり、上司が出動するまでになった」(28歳女性/商社・卸/営業職)
■口は災いの元
・「コネで入社した人がいると知らずに『コネが嫌い』と言った」(43歳男性/情報・IT/技術職)
・「オーナーに対して口答えや反発をしていた」(41歳女性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「社長にタメグチ」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)
・「新入社員の頃、目上の人に『ちゃんとファイルを更新してくれないと皆困ります』と意見してしまった……結果的に、しっかりしていると言って貰えたそうだが、今だったら考えられない」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「不倫しているアシスタントの悪口をかいたメールを本人におくった、しかも不倫ばばあとかいていた」(27歳女性/機械・精密機器/営業職)
■壊した
・「交通事故を起こしてしまった」(32歳男性/食品・飲料/営業職)
・「社用車の後部をぶつけて大破させた」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「100万円する精密機械を、ちょっとしたミスで壊してしまった」(54歳男性/電機/技術職)
■飲み会にて
・「歓迎会で飲みすぎてうちに帰れずホテルをとってもらい翌日は休んだ」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「新入社員時の歓迎会で飲みすぎ、記憶をなくす」(28歳男性/自動車関連/技術職)
・「酔っぱらって下ネタを大暴露してしまった」(28歳女性/機械・精密機器/営業職)
・「前日に飲みすぎて、疲れて翌日遅刻してしまった」(34歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「2人の飲み代で、交際費を一晩で10万円以上使用した」(49歳男性/通信/事務系専門職)
■その他、可愛い失敗
・「入社して数日で、インフルエンザになってしまい一週間も仕事を休んでしまったこと」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「早出で出張なのに寝坊して遅刻して、置いて行かれた」(42歳男性/自動車関連/技術職)
・「初日に遅刻した等」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「上司のデスクにコーヒーを盛大にこぼした」(27歳男性/情報・IT/技術職)
・「ベー言葉が出る」(30歳男性/電機/営業職)
・「会議中の部屋に乱入してしまいました、油断してノック忘れてました、トホホ」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
■総評
"黒歴史"と思えるほどやらかしてしまった会社でのミス、「ある」と答えた人は約2割という結果になった。本当に笑えない大きなミスから、そんなに気にしなくても……と思えるような可愛らしいミスまで、さまざまな失敗談が集まった。
目立ったのは「誤発注」「納品ミス」「指示ミス」などで迷惑をかけた、という意見だった。0をひとつ多く発注してしまって……とは割とよく聞く話だが、飛行機チケットの手配ミスをした、設計ミスでシステム障害を引き起こした、部品の指示間違いで100万円を無駄にした、なんてドキドキするような内容の黒歴史も披露された。
メール確認を怠ったばっかりに……という失敗も。現代社会ではメールひとつが命取りになる場合も多い。メールをアドレス帳に入っている全員に誤発信してしまった、社外秘の文書を送ってしまった、なんてケースも寄せられた。書類関係では、シュレッダーなどで誤廃棄してしまったという意見もいくつかあった。気付いた時にはもう……青ざめるしかない。
人間関係の失敗では、自分の未熟さゆえに……という後悔交じりの声も多かった。クライアントを怒らせてしまった、クレーマーの前で泣いてしまったなんて、後から思い出しても赤面ものだろう体験を告白してくれた人もいた。また、悪口をメールで本人に送ってしまった、オーナーや社長に生意気な口を聞いていた、なんて若気の至りとも思える内容も。新入社員の頃に目上の人に意見したことがとんでもなく恥ずかしい、という女性もいた。
こういう失敗に比べたら、飲み会の席での失敗はまだ可愛らしいようにも思えてくる。失敗は人を謙虚に、優しくさせるもの。黒歴史を作ってしまった方々は、しっかり働いて会社に貢献し、後日談としていつか笑いとばせる日がくることを祈る。
調査時期: 2015年4月14日~4月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性125名 女性175名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート