ショウワノートは4月28日から6月15日まで、Amazon文房具・オフィス用品ストア上で、ジャポニカ学習帳45周年記念企画「あなたの1票が復刻を決める。歴代ジャポニカ学習帳人気投票」を実施している。
こだわりの写真を表紙に採用
「ジャポニカ学習帳」は1970年に発売され、累計販売数12億冊を誇るロングセラーノート。「小学生の時に使ったことがある!」という人も多いのではないだろうか?
表紙には「子供たちに自然を愛する心を育んでほしい」という思いから動植物の写真を採用。表紙の写真撮影は、現在に至るまで写真家の山口進さんが1人で担当しているという。
「子供たちに本物を見てもらう」ことをポリシーに、こだわりを貫いてきたジャポニカ学習帳。しかしながら、先日その表紙から「昆虫」が消えたということで話題となった。
「昆虫」を表紙から除外した理由は、「気持ちわるい」という一部の保護者や教員の声から。ネット上では「生き物を『気持ちわるい』という理由で排除するのはいかがなものか」という疑問の声も上がった。同社の担当は昆虫の表紙について、「ブランドのパッケージから昆虫が消えたということが大きな話題となり、会社としても驚いている。ジャポニカ学習帳が多くの人に親しまれていたということを実感した」とコメントしている。
カスタマーレビューの書き込みも可能
発売45周年を記念して実施される今回の企画は、お気に入りの表紙デザインを選んでAmazon.co.jp(以下Amazon)上で投票してもらうというもの。対象は1970年代、1980年代、1990年代、2000年代に発売された各20種類・全80種類のジャポニカ学習帳だ。
今回のコラボレーションは、Amazonが日本有数の集客力をほこり、老若男女が場所や時間を選ばず投票可能であることから実現したという。投票用ページでは、全80種類の学習帳が一覧で表示される。「親子2世代で親しんだジャポニカ学習帳を、Amazon上で見ていただきたい。自分が使ったノートを探してみる、という宝探しのような楽しみ方もおすすめ」(ショウワノート担当)だそう。
各年代1位の表紙を用いたノート(4種)と、1970年の最初のシリーズの1つであるひまわりの表紙デザインのノートは、数量限定の復刻版商品として5冊セットでAmazonで先行予約販売する。
ちなみに復刻候補となる80種類のジャポニカ学習帳は、社内で実施した人気投票の結果を元にセレクトされたもの。その中には、今は消えてしまった「昆虫」の表紙も含まれているという。表紙の上位予想を求められた同社担当は「(昆虫が表紙から消えたことを受け)『昆虫の表紙が意外に上位にくるのでは…?』と予想する社員もいます」と明かした。
投票はAmazon文房具・オフィス用品ストアから。投票には、ジャポニカ学習帳の思い出などをぶつけられるコメント欄が設けられている他、星での評価(星5つ「★★★★★」など)やカスタマーレビューの記入も可能。応募期間は6月15日まで、結果発表は7月上旬予定。