米Lenovoは30日(現地時間)、同社が米IBMのPC事業を買収してから10周年を迎えたことを発表した。

2005年5月1日に中国の聯想集団(Lenovo Group)が、IBM PC事業買収の手続き完了を発表。2006年にLenovoブランドのPCを全世界で発売した。2011年1月にはNECと合弁会社「Lenovo NEC Holdings B.V.」を設立し、「NEC レノボ・ジャパン」グループが発足した。その後も2014年にはIBMのx86サーバ事業Motorola Mobilityを買収している。

LenovoによるとIBMのPC事業を買収する前、同社の市場シェアは2.3%で世界9位、売り上げは30億ドルだったが、2015年現在の市場シェアは20%、売り上げは10年間で約13倍の390億ドルに達したという。また、スマートフォンでは世界3位、x86サーバでも世界3位の市場シェアを持つまでに成長したとしている。

Lenovoでは、10周年のマイルストーンを迎え、2015年5月28日にテクノロジーカンファレンス「Lenovo Tech World」を開催する。スマートフォンやウェアラブルデバイス、スマートコネクッテドデバイスといった将来を見据えた製品のビジョンを示すとともに、研究・開発を進めているコンセプトモデルの披露を予定するという。

レノボ・ジャパン設立10周年の記念キャンペーン

また、Lenovoの日本法人である「レノボ・ジャパン」も設立10周年を迎え、これを記念したキャンペーンを行う。特設サイトで出題されたクイズに答えて、「レノボ・ショッピングEメール・ニュース」に登録すると、Windows 8.1を搭載したThinkPadやThinkCentreのカスタマイズモデルが最大60,000円オフとなる「10周年記念特別キーポン」がプレゼントされる。キャンペーン期間は2015年5月21日まで。