成田国際空港会社は30日、2014年度の運用状況を発表した。それによると、国際線の外国人旅客数は前年度比15%増の1,063万8,444人となり、初めて1,000万人を突破して過去最多を更新した。円安や東南アジアの訪日ビザの免除、中華圏の訪日旅客が増加したことなどが影響した。
国際線の日本人旅客数は同15%減の1,349万9,072人、乗り継ぎ客を含めた国際線全体の旅客数は同5%減の2,930万2,444人。一方、国内線旅客数は同16%増の600万2,556人と初めて600万人を突破し、過去最多を記録した。
国際線と国内線を合わせた航空旅客数は同2%減の3,530万5,000人と、3年ぶりに減少した。
航空機の総発着回数は同1%増の22万8,220回と、3年連続で過去最高を更新。国内線発着回数は同5%増の5万593回と、初めて5万回を突破して過去最高となった。
2015年3月の航空旅客数は前年同月比2%減の327万2,010人と、2カ月ぶりの減少。国際線旅客数は同3%減の269万4,559人で、うち外国人旅客数は同23%増の106万2,566人と、単月として初めて100万人を突破して過去最多を記録した。また、国内線旅客数は同1%増の57万7,451人と、3月として過去最多を更新した。